美容師が話したがらない、美容室ジプシーがなくならない本当の理由。ー格安美容室の闇ー

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ばな

ばな

[1986生まれ 大阪出身] フィジー留学の後、オーストラリアで2年美容師として働き2017年夏に帰国。フリーランスとしてマルチに活動 自分の経験を元にブログメディアを運営してます。 ▶twitterInstagram

最近、美容室行きました?
最近、美容室変えました?

美容室ジプシーなんて言葉も生まてますが、何が原因なんでしょうか?その謎を解明したいと思います。





少し専門用語も出てきますが、美容師向けでなくてお客様に向けてなのでなるべく簡単にしますね。
美容室の原価のうち、材料費は5%〜10%以下。それに人件費、家賃、広告費、消耗品、光熱費、などなど。

原価にプラスして付加価値を付けて、技術料として頂いてます。

では『技術料』いくらが適切なんでしょうか?!

カットだけだと、1000円〜10000円の幅に9割以上は入ると思います。実に10倍の差!!!

8000円以上はディレクターとか店長、1万円超えるとメニューが個人名になったりします。知ってる中で最高額は27000円

そんな様々な全国のお店を3つのカテゴリーに分けていきたいと思います。
さて、あなたのいつもいくお店はどこに入りますか?

まず1つ目のカテゴリー。

 

定価でカットして一切の割引をしないサロン。
実際このスタイルを確立している店舗数は少なめかとは思いますが、これがお客さまにもスタッフにも理想だと思います。
その立地や施術時間を考慮した適正価格で営業する。これが美容質の本来のスタイルです。
1000円カットなども1000円が定価なので、価格は安いけれどこのカテゴリーです。
1000円で利益が出るように時間短縮のレッスンをしたり、電話予約をなくす事で受付を廃止したりと企業努力の賜物です。

 

2つ目!

『割引をして集客をしてるサロンで、なおかつ2回目や3回目以降には正規料金またはメンバーズカード割引に切り替えていこうとしているサロン!!』

 

前のブログで触れましたが、ここのカテゴリーに入るサロンが多いので、ホットペッパー(割引クーポンの利用の代名詞として使わせて頂きます。)が成り立ってます。
媒体はホットペッパーであれ、ブログであれ、インスタグラムであれ、 集客しつつも、収客することが本来の目的ですので 満足度は高くしつつ、お値段を安く!! 次回提案もしっかりしてくれますすし、良いこと尽くしです!

 

初回はリーブナルに自分の担当美容師さんを探す事ができます!
(良いのは当たり前です。このカテゴリーで悪いこと書いたらほとんどのサロンから叩かれますww)
しかし、この一般的なサロンが価格戦争に巻き込まれた場合には注意です。
どうゆう事かというと、、、

 

正規料金を下げ過ぎるという事はどこかにしわ寄せが来てて、スタッフならまだしも、最悪それがお客さんに、返ってくる可能性があります。
価格を下げている分、仕事量を上げなきゃ通常の利益を確保できません。

 

詰め過ぎた予約の結果の待ち時間の増加やスタッフの疲弊。。最悪の場合は『クオリティのムラ』が起こります。

立場上、言ってはいけないけど『長時間お待たせしてるお客様が居る中、最大限の技術力をキープする』のは至難の技です。

 

これは集客と価格のバランスや、予約と戦力の管理が大切です。

事実、僕はカラーの放置時間やパーマの放置時間を1日を通して自分の思い通りのタイミングで行える日は稀でしたね。。

 

でも、今は中途半端な割引だけだと集客できない時代になりました。

なぜ『中途半端な割引』という言葉を使うかというと..

 

『極端な割引』をする、
3つ目のカテゴリーがあるからです!

 

広告媒体で最安値レベルのお店です。
美容室低価格戦争の引き金は1000円カットじゃありません。

カットカラー2500円、カットデジパー4900円、とかの格安のお店が原因です。

これじゃ、カテゴリー2のお店は『価格だけでは』勝ち目がありません。

そして、2と3のお店の決定的な違いは、、

 

『そもそもこの価格で集客することが前提で作られてる』

 

って事が挙げられます。このレベルの価格帯のお店は本当に定価があってそこから割引してるんじゃなくて、割引後の価格が正規価格です。

はい。今のところ重要です。試験に出ます。

 

だって、割引後の価格で来店されてる方しかいなくて、ホットペッパー経由で来店するお客さんが9割以上。

クーポンだって『初回限定』じゃなく何回も使える。

 

じゃあそれが「定価」ですよね??

 

じゃーなぜ、こんな価格で成り立ってるか???

 

まず『家賃』

これは本当分かりずらい所にあります。雑居ビルとか。

クーポンみて地図見て行くんだから分かりづらくていいんです。

ウォークインのお客さんなんて考えてません。だから安い。

1階にある事は皆無です。

次、『薬剤』

美容師やってて聞いたことのないような薬剤使ってます。原価安いんです。僕みたいなキャリア(8年くらい)のレベルでも発色の悪さはわかります。それもカラー剤の2液は等倍が普通の薬でも、2倍から3倍で混ぜます。ハイトーンじゃなくてもです。

2剤の方が安いので。簡単に言うとカサ増しして使ってるって事です。

次、『人件費』

基本アシスタントがいないのが特徴です。全員スタイリスト。全員中途採用です。同じお店だからって言っても、技術も違えばモチベーションも違います。 そして雇用形態が『業務委託』の場合が多い。カット技術を外注してるって事ですね。お店と技術者が事業主同士、対等な契約を結んでるって事です。

が、本来は対等なハズのこの契約。現場では出勤日数や時間拘束が強制させられたりします。

つまりは、違法労働させられてるって事です。これは美容師側の知識にも問題があるかと思いますが、顧客0でフリーランスなんて出来るはずもないので結局のところは従わざるを得ないのかもしれません。

 

美容師は完全歩合です。仕事がないと給料0です。お店の無駄も0です。
実体験して、辛いのは美容師がモチベーションを自分で維持しコントロールする事。

自由にできる面貸し(鏡を時間で借りる)ならまだしも、個人の集合体の場合は本当に大変。

 

『今日がんばるぞーー』って時に隣で『マジ今日帰りテェ』とか言ってゲームしてる人いたらそんな気持ちも萎えますよね??

組織なら店長とかに『てめぇ!何言ってんだ裏来い!』なんて怒られますが、個人なんで全く干渉しません。

 

最後に時間と費用と給料の三角関係。

 

ここで絡んでくるのが美容師の歩合。回転率と単価です。

 

◯回転率アップ   時短のために最短プロセスで行います。具体的に言うと最近使わないような強い薬を使い、短時間で施術します。カットも場合によってクオリティーよりも時間重視のバランスで着地させる事もあります。

 

◯単価アップ   ここで出てくるのが『ダメージ毛用の薬剤』

いやいや、普通のサロンならプラス料金なしで使ってるよ。
っていうごく普通の薬剤が別料金で登場します。

 

(デフォルトがチオで、チオシスやシステアミンは有料オプションです。)
さらに、カットカラー2500円で来たけど、注意書きで『根元1cmのカラー』ってなってて全体カラーや白髪染めは別料金だったり。。

あまりに小さい文字なので、『聞いてない!』って揉めることも多々あります。正直詐欺に近いです。。

さらに薬剤の使用量も店から異常なくらい厳しく指導されます。使いすぎると原価率上がるので。

 

あとはトリートメントをトッピングして単価アップは完璧です!

 

でね、さっき書いたように美容師さん完全歩合なんですよ。

 

普通にクーポンの値段でやってると時給700円以下くらいにしかなりません。

 

だから単価アップも時間短縮も頑張ります!!逆に言うとトリートメントトッピングできれば時給1500円、出来なければ700円みたいなモンなんで程度はあれどゴリ押しします。

 

 

薬事法で禁止されてるカラーとパーマの同時施術、果ては縮毛矯正のカラー固定も普通にします。

ここまで規制があって自分の力を存分に発揮できるでしょうか?

お客様がなりたいスタイルに本当になれるのでしょうか??

僕の答えはNoでした。

 

なので今は、東京でお店を借りて営業していますが、「髪診断」というものを始めました。

別の記事になりますが自分の思いを書きましたので「美容室が苦手な人へ。髪のお悩み相談とお試しカットを完全無料でやります!

是非一読お願いします。

 

ここまで詳しく書けたのも、新卒で入った表参道のお店→次の吉祥寺のお店→海外に出るまで繋ぎで働いてた渋谷や銀座のお店。

と、すべて僕の実体験からくる事だから。
そして当たり前だけど、価格で集客していないお店って事は既存のお客様で成り立ってる訳ですのでリピーターが多い。つまり満足度が高いはずなんです。
色んな美容室で働いて色んな仕上がりみてきて、俺は純粋にもっとカッコイイ人や可愛い人が増えればいいなぁって思います。

それにお店があり過ぎて、美容室の種類に対して充分な知識がないのも原因やと思うから今回書かせてもらいました。

 

 

 

 

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高円寺のフリーランス美容師です。

マンツーマンスタイルで、しっかり時間を使った【あなただけの美容師】になる活動をしています。 美容室が苦手な人に来てもらいたい!

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