『スタイリストが頑張っているからご飯がたべれる』を禁句にしてどうするのか
つまりこの記事はアンサー記事のパロディです。美容業界に落とし込んでみました。
誰のおかげで一人前のスタイリストになれたと思ってるの?
一年目のお店を思い返すと、週休1日しかない上に午前中は強制的に『自主練習』もちろん平日の朝も『自主練習』新卒の僕に選択の余地はなかったです。しかも休みの日の午後はもちろんモデハン。
その後に6年勤めた美容室では、社訓のひとつが『先輩が後輩を指導する』というもの。
日中20人近くのお客さんをこなしながら、営業終了時間も押して仕事した後にカット練習などを深夜まで付き合ってくれた先輩がいたからこそ、今の僕がいるわけです。
それはつまり『自分たちの為に時間を投資してくれた』からに他ならない。だけど自分の仕事だけにフォーカスして雑にアシスタント使いまくり、練習のアドバイスのひとつもしてくれない先輩なんて(実際にいた)誰が尊敬するか。
自分に時間を投資してくれているからこそ、アシスタントの時代はスタイリトと自分は対等ではないと思ってたし、実際にスタイリストになって『お金を稼ぐ』という事がどんなに大変かさらに分かったりました。
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変なスタッフ間の平等主義
アシスタントが練習せずに
『今日、友達の送別会なんでお先失礼しまーす。』
『今日、飲む会なんでお先失礼しまーす。』
それ、認めていいの?
でもアシスタントにそれを言うと『〇〇さん(スタイリスト)もこの前飲み会で帰ってましたよ?』とか『練習は強制なんですか?』
って平気な顔して言ったりしない?
いやでも、あなた今週末技術チェックでしょ?
昨日深夜まで教えてたときに『明日復習します』って言ってたじゃない!その言葉どこいったの?
って言いたくなるよね。でも辞められても困るからきつくも言えない。
若いアシスタントからしてみれば、スタッフは店長もスタイリストも皆平等なのである。だから帰る時間もみんな一緒だし、店長だからといってなんの優遇も受けつけない。
頑張ってる人が利益を獲れないのは不公平ですよ。
もちろんに店によってそれぞれの方針があるので、どの店がどのようなルールでも構わないのですが、
『誰の稼ぎでお店が成り立ってるか』をはっきりさせることにより以下のメリットがあると思ってます。
●早く独立して一人前でやってこうという自尊心が育つ
●お金を稼ぐ尊さを認知する
お金を稼ぐ事は偉いとういう認知。これ大事。お金を稼ぐことによってリスペクトされるのも当たり前。『自分も頑張って働きたい、店長のように尊敬されたい』と思うように育ちます。
なんてな。
以上随所に元ネタの引用やパロディとしてアレンジして書きました。気になる人は比べてみてくださいね。
案外スタイリストさんは普段言いたくても言えない事なんじゃないかな??
でもね、元ネタのシメにはこうあります。
『社員は労働で会社に貢献していて対価をもらっているだけ。食わしてもらってるわけじゃない。』
と、そりゃそうです。元ネタは『家族間』の事を議題にしておりますのでね。
で、長らく美容業界においては
練習は必要不可欠な事だし、休みは潰して当たり前。
という意見と
強制的に深夜まで練習させるのはどうなのさ?
という意見が平行しながらも、練習の効率や自主性を重視する流れが増えて来てるように思います。
たしかに『徒競走で全員一位の学校』や『家族が平等にテレビのチャンネル権を持つ家』に生まれ育ってきた人増えてくると、電通のようにいずれ問題視される日が来ると思う。
でも本当にそれで良いのかな?
この業界は、未来は、どうなってくのでしょうか??
独立だー、フリーランスだーと言いつつも、技術は前身のお店で学ぶ訳ですよね?みんな独立したら誰が技術伝えていくんでしょうか??
お店に恩を返すとか、そんなレベルの話じゃなくて、単純に世の中成り立たないよね??
僕個人としては、アスリート的な美容室とそうでない美容室とあるわけだから自分のあってところで働けばいいと思います。んで変わるべきは学校制度です。関連記事はコチラ。
美容室ではアスリートのように美容漬けになる風潮がある。
間違ってはない。
一方で、長時間労働や有給や産休の問題は今後も話題に上がるだろう。
今はまだフリーランスの解を出すのは、安易すぎる。まずは合った美容室に勤めるべきだ。https://t.co/sGTIsYEBii
— 海外美容師:俺やで、ばなやで@メルボルン (@baaaaaaana) 2016年11月25日
スマホで言うなら、格安シムは大手3社から電波買って運営してるわけですよ。
でも、その大手3社を使う人が減ってみんなが格安シムになったら誰がメインの電波を管理するんですか??
時代が変わってくのはいい事だし、仕方ないことなんだけど、、なんだかなぁっ。感じですね。
って事で、格安シムで評価高いマイネオの広告でも貼っておきます。乗り換え検討中の方は要チェックです。
オーストラリアではシムフリーのプリペイド式なので、帰国したらキャリアになんて絶対戻らない。
以上
『スタイリストが頑張っているからご飯がたべれる』を禁句にしてどうするのか。
でした。他の記事もよろしくです。