僕が日本を離れているあいだ、新しいカラー剤、ドライヤー、アイロンなど美容業界はめまぐるしく変わってきてます。
そしてなんといってもブログ。
美容師はブログするもんでしょくらいに新しいメディアが立ち上がり、SEO対策やワードプレスの講習なんかも美容師向けに発信されています。
数少ないこのメディアのルールとしてブログ論は書かないと決めてますので、ノータッチですね。
そんな僕が専門学校の後輩と対談させて頂き、自分の老害具合が身に染みた話スタートです。
出会い
ゆーへい
彼は同じ大阪の高津理容美容専門学校出身で、東京表参道の美容室勤務。
出会いは渋谷のBar encounterで行われた『barber bar』ってbarのテラスで飲みながらライブで髪切ったりしようぜ的なイベント。(僕の一時帰国中でした)
ちなみに、そのイベントの主催は21歳にして独立した美容師のソンムン。⇦こいつはマジでぶっ飛んでる。笑
最近シェアハウス運営したり、TABIPPOのライターしてますww
彼らまとめて1993年生まれです。異彩すぎる。
彼らのお問い合わせ(ブログ)はこちらから。
今回、対談したのは表参道の美容師ゆーへいの方。気になる発信をしてたから、messengerの電話を使って対談しました。
気になるインスタ
彼のSNSをフォローしてて気になり聞きたかった事は3つ。
○インスタで外国人をカットしてるのを見かけて、その集客経路は?困った事は?
○介護美容を始めたというのを聞いて、参入方法は?ぶっちゃけどうなの?
○ってか、今春で3年目になったばかりのアシスタントだよね??今後の展開は??
です。
国旗を透かす加工もかっこいい。
1年半で指名数60人
対談文字起こしは面倒なんで、箇条書きにします。
○外国人はモデル募集アプリと口コミの紹介で。海外メディアに取り上げられたか何かで在住者からの依頼が多い。
○海外のクライアントの時は技術よりも言葉が通じない部分の不安はある。
○介護美容はサロンが休みの時に、業務委託の派遣業として施設などに向かう。一人20分くらいのカット時間でシャンプーなどはなし。
○1年半で450名以上のモデルさんを担当。モデルとしてなので単価は下げているものの月間指名数は60人。今後は所属サロンを離れて個人で仕事をしつつ、興味のある介護の分野との両立。
○異業種コラボなど、美容師が美容師だけをしていく時代ではないのではないか。今後は色々仕掛けていきたい。
あの、、、彼、今年24歳ってェ。。。
サロンとしての新しい課題
僕が3年目の頃は、、なんて言おうとしたならば、それは老害だし『だから?』って事なのだと思う。
聞くと、表参道の所属しているお店の環境はすごくいいらしい。だけど、1つの店舗で収まる事のないポテンシャルと、兎にも角にも自分でチャレンジしたい欲求というものを感じた。
美容師個人が集客能力を持つという事は、ホットペッパーに代表されるような集客サイトやその他ポスティングなどの優位性が落ちるという事。(パイの大きさは変わらないから。)
面貸しや業務委託が増え、マンツーマンスタイルの美容師も増えてきた。それを敏感に感じ取ってるのはやはり若い世代の美容師なんだなと痛感したよ。。
もし、あなたがサロンオーナーだったとして彼のようなアシスタントが何年も在籍するような環境を作る事ができるのだろうか?
給料や保険の待遇改善では、解決しない、過去には無かった新しい問題。
組織として働く、組織に属するメリットをもっと真剣に考えていかないと、彼のようにスタイリストになったタイミングでの退社(独立)というのがこれからももっと増えていくのだなと感じた。
当たり前だけど、会社にとってそのタイミングでの退社ほど痛いものは無いのだが。。
ただ彼のような美容師が発信し、それをさらに下の美容学生などがキャッチする。
かつての有名店のカリスマ美容師のすぐ後ろには、とてつもない若さの波が押し寄せている。
最後に彼はこんな言葉で締めくくった。
『いや、高卒と同時に美容免許取れる学校が今注目されてて、もはや僕ら全然若くないんですよね。』
俺、もうすぐ30歳ェ。。。。
精進します。
他のおすすめの記事は下から!
美容師さんでこれからブログを初めたい人はコチラの記事がオススメ!