『オーストラリアワーホリ年齢制限35歳に引き上げ』に隠された本当の理由を教えます。

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ばな

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[1986生まれ 大阪出身] フィジー留学の後、オーストラリアで2年美容師として働き2017年夏に帰国。フリーランスとしてマルチに活動 自分の経験を元にブログメディアを運営してます。 ▶twitterInstagram

俺やで、バナやで。

ワーホリVISAの年齢35歳に引き上げ

 

衝撃的なニュースが流れて来ましたね。今まで30歳(31歳になる1日前まで)しか申請できなかったオーストラリアのワーホリVISA申請が35歳までに引き上げされました。

 

2017年7月の時点でまだ年齢引き上げには至ってません。が、この先は政府の思惑を予想したアンダーグラウンドの記事ですので、引き続きお楽しみ下さい。進展があれば追記します。

事の発端は、通称バックパッカー税と呼ばれる所得税の導入。

ワーホリVISAで滞在中の人の給料から一律32.5%の税を取ろうという動きになってました。

が、

増税→ワーホリの人が減る→農家の働き手不足が懸念される→農家はワーホリ税導入に反対!

 

という経緯で当初の2015年7月の導入予定は先送りにされてました。

 

今回2017年1月よりバックパッカー税が正式導入が決定


前途の32.5%はさすがに重税という事で、政府が出した妥協案は

19%

です。

ワーホリメーカーはATOシステムという税金管理システムを強制採用させられて、給料の19%を天引きされる事となりました。

今までは約18000ドルの年収までは実質0パーセントの課税だったので2割弱の収入ダウンとなります。

 

これでは、オーストラリアのワーホリメーカーが減ってしまう。

農家の働き手がいなくなる


じゃあ35歳までオッケーにしましょう!!!

 

 

って事で年齢制限が緩和されました。アプライできる母数が増えれば人数確保できるでしょ?!ってね。

しかも、440ドルだったVISA申請費用も390ドルに値下げしました。

 

これで30歳超えててワーホリに行けなかった人も渡豪できるようになりました。

 

大喜びですよね?!

 

でも、裏があるんですよ。。

 

実質負担29%のカラクリ?!

 

もう一点大きく変わったのが、スーパーアニュエーション(年金)の課税率です。

オーストラリアで働くと給料と別の口座に賃金の約10%が年金として貯められ、日本に帰国した後に申請すれば返金することができます。僕らは年金を受け取る資格が無いからです。

その返金時の課税率が現行より60%以上アップの95%になりました。

 

ちなみに僕の口座には1300ドルくらいは入ってます。これがほぼ戻って来ません。泣

こちらも2017年1月から実施なので僕が帰国するときにはもう戻って来ません。。。

 

バックパッカー税の19%と足して29%の税じゃ、当初の32.5%と大差ありませんよ。。

 

一年の就労が可能?!

 

他にも変更点があります。

同じ雇用主の元で6ヶ月しか働けなかったのが条件を満たせば12ヶ月働けるようになりました。

その条件とは『別の場所で働けば』

です。

ただ、英語ではdifferent regions となってて直訳すると『違う地域で』です。

これが300メートル離れた別店舗でもオッケーなのか、隣のサバーブに行かなきゃいけないのか、、、

定義があやふやですが、長期で働きたい人は頭に入れときましょう。

 

 

政府は何をしたい??

 

そもそもワーホリって休暇がメインのVISAです。旅の資金を補うために条件をつけて働いてもいいよってVISAなんです。

ん??なのに、最大12ヶ月働けるようにしたの??なんかおかしくない??

 

政府が何を思ってるのか色々調べてたら、こんな文章が出て来ました。

Many working holiday makers will look at applying for permanent or long stay visas to extend their stay in Australia. Working holiday makers enjoy a number of advantages in applying for further visas. For instance the best age to apply for skilled migration is 25 to 32 and points are available for skilled work experience in Australia.ー引用元

 

自分なりに解釈すると。。

『多くのワーホリメーカーはVISAが切れても、もうちょいオーストラリアにおろうとするやん?

学生やったりパートナーVISAやったりさ。

だから1年同じ会社で働いたり、35歳まで滞在オッケーになったら他のVISAに切り替えるチャンス増えるでしょ?ビジネスVISAもサポートしてもらい易くなるでしょ?

それに、25歳から32歳が移住に最適だって世間では言われてるしねっ!(永住権の)ポイントも有利だから(スキルある人は)頑張ってね!!』

 

って事です。

 

それに加えて政府は1000万ドルをオーストラリアの良さを伝える世界的なキャンペーンに費やすと言ってます。日本円にして70億円以上です。

え?桁間違ってないよね?

70億円ですよ!!

 

 

その分、税金返してくれーって感じですねっ泣

 

で、ここから読み取れるのは政府は移民を呼びたいって事なんですよ。質のいい移民を。

 

 

一年働いてそのままスポンサーVISAでも結婚でもしてくれって事なんですよ。

 

そしたら少子化も税収も解消できて万々歳なんですよー!!

 

オーストラリア経済は天然資源の輸出による貿易黒字国です。

 

が、全体の20%を占める最大の輸出相手国の中国の経済が停滞し、引っ張られるように経済が下落していってます。

 

政府はそれを食い止めたいのです。

 

じゃー誰に来て欲しいの?って話。

 

 

オーストラリアにワーホリVISAで入国してくる人はどの国の人が多いかご存知ですか??

 

イギリスです。

 

今年はイギリスに大事件が起きました。

 

そう、EU離脱です。

 

 

もう、お分かりですね?

 

オーストラリア人はイギリス人の移民誘致を狙ってるって事!!!!

 

 

今後正式にイギリスがEUを離脱すれば、EU諸国で勤務してるイギリス人は滞在国でのビジネスVISAに切り替えないといけません。

 

離脱によってEU加盟国での自由労働の権利が適用されなくなるからです。

 

もしかしたら費用の関係でクビを切られてイギリスに戻らないといけない人がいるかもしれません。

 

そして、寒いからとか飯マズイからとかでイギリスを出たいと思ってた若者達はイギリスを出る術を失います。

 

そこにオーストラリアはワーホリVISAでの滞在を勧めたいのです。

 

イギリスの所得税は20%、バックパッカー税の19%と大差はありません。しかも英語が通じる。

 

 

つまり、今回VISA取得が35歳に年齢引き上げになったからって俺たち日本人なんてお呼びで無いって事!!!

アジア人や英語ができなくてスキルが無いような人は、今まで通りしっかり農業手伝っててねって事!!

オーストラリアはイギリスからの移民。それもビジネスサポートの価値があるくらいのデキル人が欲しいのです。

そして、イギリスから輸入した『知識』や『スキル』を使って天然資源依存の経済状態からの脱出。

 

 

言い換えれば、中国依存を克服して先進技術国として発展したいって事です。

 

特にAIやロボット系の技術が進めば、農業にワーホリメーカーも必要ありません。機械がやってくれるからです。

 

違法労働も、もっと増える。

 

ばな
物価の高いオーストラリアで、アジアンレストランがなんで飯が安いか分かるかーー??

従業員が法廷賃金以下で働いてるからだよ!!涙

 

 

シドニーやメルボルンに代表されるような大都市は人も集まって違法労働の巣窟です。法廷賃金守ってる方が稀。

シドニーなんかは家も定員オーバーの脱法ハウスです。

 

バックパッカー税が導入されたら、税金払って正規で働くよりも、違法労働した方が労働者側も特する場合が多くなるわけです。

 

 

平たく言えば脱税した方が稼げるって事。

 

 

そもそも、ワーホリってのは留学とは全然違うし、VISAの名前なだけです。

 

帰国してスキルアップに繋がるかっていうと、大多数の場合そうではない。

 

若くして海外に来るのは視野も広がるし、自分も見つめ直せるしいい機会だと思う。

 

 

今30歳から35歳で、若い時に機会に恵まれなかった人が海外生活に憧れるってのも理解できます。

 

 

でもね、それは甘いよ。

 

 

海外の経験を帰国後に生かすんじゃなくって、日本で培ったスキルを海外で試すんだと思わないといけない。

 

だからね、僕は

『年齢制限緩和だーまだワーホリ行ける!やったー!!』

 

って安易に考えるのは危ないって思うんですよ。

 

 

あなたが住む国を変えてまで、やりたい事はなんですか??

 

それがホリデーなら問題なく渡豪すればいい。

 

でも、何かのスキルアップを望むならそれ相当の覚悟が必要だし、甘い言葉だけのエージェントには惑わされちゃいけないと思うんだよね。

 

しっかり準備して楽しむためには、渡豪前に英語のベースアップは必須です。。

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