目次
オーストラリア車関係の記事一覧はこちら
①保存版 オーストラリアワーホリで【車を買う方法と必要な知識】!
②【総費用公開】!オーストラリアで車を買い方・売り方の全記録!
③誤認逮捕?!【警察に捕まった理由。】〜WA州のすべてのドライバーへ〜
④【実録】僕がオーストラリアで裁判した理由。WA州で車の運転は注意が必要!
さて、僕はオーストラリアWA州のパース近郊を車で運転している時にライセンスチェックに合いました。
僕が提示した『運転免許の公式翻訳』では運転できないと言われて警告を受けてから1ヶ月。警察から交通裁判の出頭命令が届きました。
罪状は『オーストラリアの在住者なのにライセンスなしで運転した。』こと。
ここでオーストラリアの法律のおさらいです。州によって異なるのですが、パースがあるWA州は
●国際免許または公式翻訳で運転できるのは滞在3ヶ月まで。
●3ヶ月以降は州のライセンスに切り替えないとダメ。
●が、あなたがビジターであれば滞在ビザが切れるまで運転してオッケー(日本免許が失効しない限り)
●ビジターの定義にワーホリVISAホルダーが含まれる。
となってます。
要はパートナービザとかワークビザとかの人は入国(入州)3ヶ月以内に州のライセンスに切り替えてね。でも、ワーホリとか学生はどうせ帰るかそのまま国際免許で乗ってていいよー。
ってことです。
それを何度もライセンスチェックの時に警察に話したけど、調書を書かされた僕。
その日に陸運局と大使館、警察署を巡り、法律がどうなっているのか?を聞いて周りました。
そこで出た答えは『運転できる』でした。
だけども、1ヶ月後。しっかり出頭命令を貰ったのでした。。。
オレンジ色の封筒
仕事場から家に帰ると、テーブルに見慣れないオレンジ色の封筒。
高まる心臓に嫌な予感は的中し、出廷命令が届きました。
どうするべきか。。
オーストラリアでの刑事裁判は3つの解決方法があります。
●出廷日に直接裁判所に行く
●出廷日の3日前までに手紙を書く
●無視する
無視する→有罪確定、日本に帰国しても請求が来ます。ww
出廷・手紙→罪を認めるか認めないか?を決めます。
認める場合は罰金確定。状況を言えばそれを考慮された金額を払います。
認めない場合は、無罪放免or主張が認められないと通常の数倍の罰金が科せられます。
⚠出廷にしてもレター書くにしてもlegal helpが無料で受けれますので相談しましょう(legal help WAとかNSW で検索すると出でくる。)日本語通訳との三者通話希望者は131450に電話してから、リーガルヘルプに転送してもらいます。
って事は予備知識で既にあったんだけど、とりあえず僕は陸運局に行って『俺が無罪だって一筆書いて欲しい』と言いに行きました。
警察に逮捕の取り消しの申請をするためです。
しかし、陸運局は『お前は無罪だけど、書く事は出来ない』って言われました。(会話は録音済み)
次に向かったのは警察署。『俺は無罪だからレコードを消して欲しい』と言いに行きました。
陸運局のサイトをコピーしたものも提出して『これが証明だ!』っと言ったんだけど
WA州のドライバーは上の画像を保存することをオススメ
『また電話するわー!』との対応でした。
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警察からの電話
中2日で警察から電話がありました。
警察)お前は、運転できないから!
俺)いや、おれ運転できるって言われたし!!
警察)3ヶ月以降は免許切り替えって言ったのは誤りだった。だか、1年以上WA州にいると居住者扱いだ!
俺)なっ、俺はワーホリVISAだから居住者じゃない!!
警察)1年いると居住者から免許切り替えが必要だ!そうゆう法律だ!
俺)そんなん、陸運局も大使館も言ってなかった!
警察)でも、そうゆう法律だ!!
俺)ん?待って、お前、1年以上WA州にって言ったよな?言ったよな?
警察)そうだ!法律だ!
俺)オーストラリアじゃなくて、WA州なのか??
警察)そうだ!WA州の法律だ!!
俺)ニヤリ。俺、WA州に住んでまだ10ヶ月なんだけど?
ポリ公)………ちっ、お前とは話しすぎた!また連絡する。ブチっ。
と、言われて明らかに嫌そうに電話を切られました。
結果からいくと当たり前だけど、その後、警察からの連絡は無かったです。
文句あんなら裁判所で言えよ!って心の声が聞こえてきました。
出廷準備
残された選択肢は2つ。
出廷するか手紙を書くかです。
僕はこれも経験かと思い、出廷に向けて準備を始めます。
分かった事はこちら。
●裁判所での答弁ではDuty lawyer (弁護士)に、一任できる。費用は20から5ドル。でも費用削減で弁護士が休みの場合もある。
注意※交通裁判には適用出来ない!!←後から知った。
●必要な書類を準備すること。
●日本語通訳は無料でつけれる。ので裁判所に電話して申し込む。
です。
裁判に向け準備した書類は
○陸運局ホームページのワーホリVISAがビジターのカテゴリーに入るという証明。
○ワーホリVISAを印刷
この2点のみを準備して、本番に向かいます。
いざ出廷!
9時に裁判所に行き、出席確認は9時半から。
受付のホワイトボードにDuty lawyer が必要な人は名前書いてね。ってあったので名前を書きました。
しばらくして lawyer に呼ばれて書類を見せると『交通裁判は普段対応してないけど、、、、、、今回特別に弁護してあげる』
とのこと。
多分、僕が外国人である事と罪を認めるのではなく、無罪を主張する側で交渉が難しいので、助けが必要だろうと判断されたんだと思います。
ありがとうございます、ジュディーさん。
弁護士のジュディーさんと面談をし、事の経緯を全て話しました。
するとやはり自分は『オーストラリア居住者』には当たらずに『旅行者扱い』だという事。
つまり『運転できる』と言われました。
警察の誤認逮捕だという事です。
『すこし待合で待っててね、名前呼ばれたら私と一緒に中に入るからね!』
ジュディーさん頼りになります!!
1時間後(長いww)、僕らは裁判官がいる部屋に呼ばれました。
写真の半分くらいの部屋ー引用元
学校の教室の4倍くらいの部屋。
高台になった、いかにもな席にハゲた裁判官が鎮座していました。
警察が3人くらい、左に待機、右は裁判の順番待ちの人の列でした。
僕の前の順番の人が判決に対して文句を言ってたんだけど、すぐに警察の人にすごい剣幕で怒鳴られて、場の緊張感が一瞬で高まりました。
まじ、ドラマの世界や。。。知らんけど。
裁判官に名前を呼ばれた僕は、ジュディーと一緒にマイクの前に立ちます。
僕は一言も喋ることなく、ジュディーが説明してくれ、裁判官は判決を言い渡します。
一瞬で終わり、プリントされた紙を渡されました。
『第二審 10月21日』
お、おい!!!ふざけんなーーー!!!僕は10月10日のチケットでメルボルンに行くのです。
しかも注意書きで
『もし、この日に来れなかったら問答無用で有罪です』的な英文が。。
おわた。
ジュディー降臨
待合で、二審の知らせを持って呆然と立ち尽くす僕に、ジュディーが現れました。
俺)ジュディーやジュディー、僕はメルボルンに行ってしまうんだけど、、、
ジュディー神)
『大丈夫、分かってるわ。この件は気にしなくて大丈夫、私が警察と話し合いをして来るから!
きっと貴方は無罪よ!!
これ、私の名刺と名前ね!
貴方の番号はこれで間違いない?警察からの結果が出たらすぐ電話するから!!!』
ジュディー、、ほ、惚れてまうやろーーー!!!
そして1週間後電話がありました。。
大好きジュディー)『シンジ!元気?!
警察と話したら、彼らは物分かりが良くてレコードを取り消してくれたわよ!!
21日は、あなたは出席しなくていいわ、私一人で裁判官に話してくるから!
警察も取り消してくれてるから無罪になるはずだけど、21日以降にまた正式な連絡するわね!!!』
泣けます。ジュディー。←かわいい。
弁護士費用5ドルなのに。。
※何度も言うが通常交通裁判にはDuty lawyer は付けれません!ジュディーのお情けで助けていただけもました!!
と、言うことで僕のオーストラリアでの刑事裁判は終わりました。
誰かの何かの時の参考になれば幸いです!!
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