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俺やでバナやで。
昨日書いたオーストラリア恋愛ブログが反響を呼んでるんやけど、まだの人はチェックしててな。
さて、オーストラリアパースで美容師として6ヶ月勤務してたのですが、10月1日をもって退職しました!
と、いうのも僕の持ってるワーホリVISAでは最大6ヶ月しか同一雇用主の元で働けません。(国により異なる、オーストラリアでも過疎地は最大1年)
働いた経緯
僕が働いていたのはクレアモントのショッピングモールです。シティからは少し離れているのですが、何故そこで働く事になったかというと、、、
僕がギックリ腰になったからです。
全9話ですのでこちらから見てね。
パースから南に200キロ離れた街でギックリ腰になった僕。
無理矢理パースに移動して、フィジオセラピーのお店に通院していました。
治療の帰り、お腹が空いた僕はスーパーの看板を見つけて吸い込まれるようにショッピングモールへ。そこにあったのが運命のお店でした。
僕は直接アポ無しで履歴書を手渡しし、トライアルのチャンスを得る事が出来ました。
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不安だらけの1ヶ月
トライアルでは英語能力はもちろん、ブローですら満足に出来ませんでした。
欧米人の対応ではロールブラシ一本でのツイストブロー、ブラシを何本も使うボリュームブローが出来ないとお話になりません。
しかも、スタッフは1人を除いて全員オーストラリア人。残る1人もイギリス人。おまけに全員女性。
ゲストの8割は白人女性。
気がつくと20人以上の白人女性に囲まれて、アジア人の男が1人。
このストレスは本当に本当に想像を超えてて、仕事中に何か聞き取れなかったりミスしたりしたら
『あークビだ。終わった。。』
なんて弱気な思考回路がグールグル。
最初の1週間は帰りのクルマに乗り込んでも日が暮れるまで毎日放心状態でボーっとしてました。マジで。
カラー講習や練習会
『来月、カラーの講習があるから行く?』
ボスから言われたその時初めて、自分のクビが繋がってる事に気がつきました。
ロレアルオフィスで他の美容師10人くらいと混ざって座学の勉強。
酸素(oxygen) すら英語でわかって無かったのし、カウンセリング一つ出来ないのにモデルのカラーしたりぶっつけ本番でよくやりましたw
火曜日の夜は練習会。マジで全くブローもできなかったのでモデルさん連れてきて、なんとか営業で使えるように。。
シャンプーブローだけでも50ドル
以上するしオーダーも多い主力メニューです。
指名が入り始める
最終的には8月と9月は30〜40人くらいの指名数だったと思います。
2ヶ月目あたりから指名のお客さんも来てくれたんだけど、日本と違って
全く名前が覚えられない!!
なのに、お客さんは僕の名前を呼んでくれてるのです。申し訳ない気持ちもあったけど、嬉しさが勝ちました。
やっぱり『英語能力』は仕事をする上でとても必要で聞き手に回ってくれるマダム層や、アジア人永住者やハーフアジア人には比較的受けが良かったです。
技術的に受けが良かったのは、マダム層のショートブロー。カットはショートはハマればOKだけど、カウンセリングが難しいですね。。ビジュアル確認が必須。
ロングは基本ワンレンなんでカットの難しさは無いですが、仕上げのブローが重要です。
様々なゲストとお別れ
最後は僕が辞める前にってカットに来てくれたり、
お伝え出来なくて
『これが最後です』
って伝えたら本当に残念がってくれたり。。
お別れの言葉もthank you so much! の他にバリエーションがない僕に対して、様々な激励の言葉を頂きました。
ショッピングモールで働いてる家電屋の店員さんも、隣のメガネ屋の店員さんも。
イブラヒモビッチにそっくりなイカツイにーちゃんもww
最終日は
『昼の便でアデレードに行く前に』と、来てくれたマダムが滑り込みで来店。
最後のゲストは
『ヨーロッパからシドニー経由で24時間かけて帰ってきて、そのままの足で来店してくれた』方でした。
『今日で最後なんでしょ?』
って。
これには本当に本当に感謝しかなく最後は握手で〆させて頂きました。
もちろん!!
指示ミス(英語のミス)で別のお客さんをシャンプーしたり。
お客さんが
『明日、お葬式だから』
って言ってるのに理解出来てなくて
適当に『Good! 』って言ったら、後からボスに怒られたり。。
技術的な部分でもまだまだ満足に出来ない部分もたくさんありました。これからの課題ですね。
最愛のスタッフ
チームには恵まれていたと思います。
女性社会だし、あんまり話さない人もいたけど関係は概ね良好。
少し面倒な人もいたけど、そんな時は、あー生理前なんだな。と、思うようにしてました。笑
そしてアシスタントの子数名が何度か口にしていた言葉。
『メル(ボス)が色々ヘアショーや撮影の仕事して、たくさん学べる機会があるから良いよね!このお店は!!』
日本でも退社の問題は大きく、スタッフのモチベーション維持への課題については、福利厚生含めて試行錯誤している事だと思います。
解決策として、やはり先輩が挑戦し背中を見せる事はやはり大切なんだなと感じました。
(ま、ヘアショーの手伝いせずにアシスタントはパーティー行ってたけどなww)
最後に。
『海外で働きたい』
『現地の人間と働きたい』
それを形にするまで、日本を飛び出して1年以上かかりました。
まわり道したけれど、
フィジーで留学した事も
シドニーで1店舗目、2店舗目と多国籍サロンで感覚を慣らした事も
ニワトリファームでネイティブ英語に触れた事も
そして、ギックリ腰を起こした事も。
どれ一つ欠けても、このお店には巡り合わなかったと思います。
良い事も悪い事も、すべてに感謝ですね。
これで、晴れて30歳無職になりました!笑
日本でキャリアを積んだ方が今頃結婚して子供がいたかもしれません。
だけど、万象塞翁が馬。
なにがターニングポイントになるかは過ぎてみないと分かりません。
そして、例えワーキングホリデーで海外に居たとしても、働いていようと無職であろうと、現実見てないとかなんとか言われようと、
今が現実で、僕は今を生きてるって事。
前しか見てらんないですね!!!!
ブログの更新情報やヘアカットのお問い合わせは!
さて、本日から10月9日まではパースでのんびりします。
予定がないので誘って下さい。ヘアカットの問い合わせも待ってます。
10日からは新天地・メルボルンです!!
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