現在、世の中の小売販売はAmazonに代表されるECサイトの台頭で瀕死です。さらに、中古販売大手のブックオフも大幅に店舗を減らしています。
おそらくブックオフと競合するのは、マザーズに上場したIT企業のメルカリです。
もう、小売販売に未来は無いのでしょうか??
- 安い
- 美味い(上手い)
- 早い
が、良い商品(サービス)とされてきましたが、その流れでは立ち行かなるでしょう。
この流れはあらゆる業界で止まらなくなるので、必要以上の値引きはやめるべきです。
この記事の内容を要約すると『モノ売らずにストーリーを売れ!』というか事なのですが、これから詳しく説明していきますね。
あなたの商品を買うべき理由は何ですか?
世の中の人の多くはモノやコト(サービス)を売って仕事にます。
では、あなたの商品の競合となる商品を思い浮かべてみてください。
同業他店の場合もあれば、異業他店の場合もありまよ!
例えば、テレビの視聴率低下の原因はTwitterやInstagramである可能性もあるし、近所のバーやジムの場合もあるのです。
土地や価格でお客様を呼び込むと長くは続かない?!
また、『安いから来てます』というのも人気の理由です。
だが、安さや近さを一番のウリにすると、
より近場に、より安い店が
出来た時に一気に失客してしまうのです。
魅力的なあなたの商品を『今』買うべき理由は何ですか?
あなたが扱っている商品やサービスは素晴らしい。が、その商品を『今』買うべき理由は何でしょうか??
少しネガティヴに聞こえるかも知れませんが、人は
得られる利益<失う恐怖
の方が『ハッ』とさせられますよ。
つまり、
●筋肉をつけてモテよう!
よりも
●実は世の中の女性の8割は太った男性が苦手です。
の方が心に刺さって人は行動しやすくなります。
また、他にも
- 今だけキャンペーン
- 夏までに間に合う
- クリスマスの予約は混み合います
- 英語を習うなら3歳からが最適
などなど、思いつく事はたくさんありますね。
スポンサードサイト
熱中するモノにはストーリーがある。
あなたが売ってるモノやサービスを、
- あなたから購入する理由
- 今、お客様に必要な理由
は整理できたでしょうか?
ところであなたは何を売ってますか?
が、しかし。
このモノが溢れる世の中で『焼き鳥』を売っても人気店にはなれません。
最初に結論から言うと、焼き鳥に懸ける思いを売っているのです。
なぜ、親善試合は盛り上がらないのに、ワールドカップは盛り上がるのか?
世界を巻き込むサッカーの祭典。ワールドカップ。
同じ国と国が戦う親善試合は盛り上がらないのに、ワールドカップは盛り上がるのは何故でしょう??
答えは簡単。
国際親善試合には盛り上がるだけのストーリーが無いからです。
ワールドカップは
- 4年に1度
- 予選からの期待
- 前回の雪辱を晴らす
- 因縁の対決
- 年齢的に最後の選手が居る
- 負けたら敗退の真剣勝負
- 国の名誉をかけた戦い
- 監督解任などの紆余曲折
と、言った様々なバックストーリーがあるのです。
『今』しか見れない選手の、集大成の真剣勝負だからこそ盛り上がる。
これが、親善試合に無くてワールドカップにある、付加価値です。
あなたの『商品が出来るまで』も含めて届けないと小売店に未来は無い。
急にサッカーの例え話をして、何が言いたいかって、単に親善試合しても誰も熱狂しない。ってことです。
つまり、単に商品を売るだけでは消費者には刺さらない。という事。
人々が欲してるのは、試合結果のスコアではありません。
お客様が欲してるのは、便利な商品だけではありません。
たしかに品質や画期的なサービスは世の中に求められますが、価格競争に巻き込まれたら、巨大な資本の企業に負けてしまいます。