俺やで、バナやで。
オーストラリアでワーホリ中の美容師バナです。
(もうすぐメルボルン移動予定!)
今日は書きなぐりますよ。
お気づきの方もいるかと思いますが、この前、サイトのデザインをリニューアルしました。
今まで使っていたこちらのトップ写真から
今の写真に変更しました。
この写真は、何処で撮られたものかというと、オーストラリアの左下の端、住んでたマーガレットリバーって所から50キロくらい南の小さな町。
Augustaって所です。
カットされているのは、韓国人のお友達。マーガレットリバーでの元シェアメイトです。
実は何を隠そう、かなりの片思いでした。
出会い
遡る事2016年1月
僕は、オーストラリアに来て1年が経ち、自分が白人よりも圧倒的にアジア人好きな事に気づきました。5人前後で住んでた当時のシェアハウスでは唯一のアジア人が彼女。
20年モノのトヨタカローラの助手席に彼女を乗せて、毎日色々な所に行きました。ほとんどビーチだけど。
アロマの資格も持ってる彼女にオイルマッサージしてもらったり。逆にマッサージしたり。一緒にヨガしたり。。
50キロ先に引っ越してしまった彼女に会いたくて、何度も会いに行ったりもしました。
当たり前だけど、日本語は通じません。
彼女の方が何倍も英語は上手くって、言いたい事を言えないもどかしさはいつも感じていました。
一緒に過ごした時間は1ヶ月くらいで短かったけど、本当に内容が濃かったです。
その後、彼女はエスペランス→パース→ブルーム と旅し、遠く北の地へ行ってしまいました。距離にしてパースから約2300キロ。
簡単には会えなくなってしまいました。
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突然のメッセージ
そして時が過ぎ9月末。
いや、時間が過ぎるのは本当に本当に早いものです。
突然、彼女からメッセージが届きました。
『オーストラリアを離れるんだけど、パースから出国する。一泊しなきゃいけないんだけど高くて、、、』
99%の男はこう答えるでしょう。
『ウチくる?』
と。
例に漏れず、僕も言い、二つ返事で泊まりに来るのが決定しました。
ちなみに僕の今の部屋はクイーンサイズのベッドが一つです。。。
80%の男の頭は永遠の課題が頭によぎるでしょう。
『男女の友情は成立するのか?』
例に漏れず、僕も直前までそわそわしてました。
シフトを変わってもらって、空港まで迎えに行く手はずを整えて準備も万端です。
しかし。。。僕は見たくないモノを見てしまうのです。Facebookで。
僕のタイムラインにデカデカと出て来たのは彼女の、、、、
【交際中】
の文字。
僕の中での彼女への想いはすでに過去のモノであり、言葉や手紙で想いは伝えたけれど、それから交際に発展する事はありませんでした。
女は上書き保存、男はフォルダ保存とはよく言ったモノです。
もう、過去の話。
どうって事ないハズなのに、動揺する自分。
そして彼女がパースに来る、2日前。
僕は気になって聞きました。
『1人でくるの?彼とくるの?』
『1人だよ。
ねぇ、わたしと会うの、、、嫌?だって、そうよね。あなたにとっていい知らせじゃない事くらい分かってる。。』
『ううん、聞いただけだよ!!』
もちろん、彼女に彼氏が出来る事は喜ばしい事だってわかっちゃいるけど、内心複雑なのは男心ってもんです。
できればカップルでいる所をわざわざ見たくないものなのです。
迎えに
仕事と終わりに(ラーメン食べてから法定速度で)車をかっ飛ばして、彼女を迎えに行きました。
会った瞬間、久しぶりに懐かしい笑顔に思い切りハグしました。
前よりは彼女の言ってる事が理解できるようになってたけど、最後まで彼女の口から『英語上手くなったね』はありませんでした。そうゆう事です。
シェアハウスに着き、お互いにシャワーを浴びていざベッドへ。
日本人以外の女性と一緒に眠るのは人生で初めてです。
電気を消して、僕はミイラのごとく端っこで仰向け。両手は胸の位置で握ってて、客観的に見て明らかに緊張してました。
グッナイ。。
お互いの距離を保ちながら、紳士的に、、、
寝れるはずがありません。
そわそわしかしません。
懐かしい彼女のマッサージ用のオイルの香りが部屋中に漂い、目を
閉じていても彼女の存在を忘れる事ができません。
そして、彼女がモゾモゾ動く振動が聞こえたと思った、
その時。。。
ビシッ!!!
け、蹴られました。
そして、、、
グカーー!!!
ね、寝てる。。。。
ってか、めっちゃイビキうるさい!!!
思い出しました。シェアハウス時代に何回か起こしに行ったけど、寝起きと寝相が最悪な事を。。。
その後も足で押されたり、布団取られたり、イジメられながら夜を過ごしました。
朝になり、僕は2人分の朝食を準備して起こしに戻りました。
『朝ごはん作ったよー^^』
『@&£*^~…あと10分。。。。』
え、、っと、、オヤジかな??笑
彼女にとって最後のオーストラリアの夜は、きっといい夢見れたでしょう。(俺が布団我慢したんだぞ。。)
見送り
仕事終わりが5時30分。
彼女のフライトが7時30分。
空港までは40分。
ほんの少ししか会えないけれど、彼女のお見送りに行きました。
1年滞在したオーストラリアに別れを告げる時です。僕なら絶対誰かに見送ってもらいたい。
本当に数分しか話せなかった(ハンバーガー買いに並んでたから)けれど、お見送りはいつも感情移入してしまいます。
ワーホリVISAで滞在してる者には必ず訪れるビザ切れのタイムリミット。
そして渡される久しぶりの出国カード。
初めてオーストラリアの地を踏んだ時のワクワクやドキドキ。
オーストラリアで感じた、体験した沢山の非日常。
きっと彼女の頭の中は走馬灯のようになってるんだと思います。そしてきっと自分の時も。。。
『どんな気持ち??』
『不思議な感じ。』
そうだよね、いつからかオーストラリアの生活が日常になってたのです。
出国ゲートまで一緒に歩く2人。
We don’t say goodbye.
We say see you again.
必ず、また、会える。
と、同時にこれが最後になっても構わない覚悟で彼女を見送りました。
空港の外に出ると、春の訪れはまだ先だと言わんばかりに冷たい雨が降っていました。
それは何故か、車のワイパーではぬぐい切れないものでした。
恋と愛
何が恋で何が愛か?
そしてその形のないモノをどう伝えていくか。
これもまた永遠のテーマのような気がします。
明確な区切りは無いけれど
実感として、今は恋が愛に変化してったのかなぁ。と。
彼女と最後に一夜を過ごし、彼女が居ない部屋に帰る。
綺麗に整えられた布団や服、手紙やプレゼントのお手製のオイル
そして、明らかに邪魔だから置いて行ったであろう、少ししか入ってないシャンプーww
その全てが僕をセンチメンタルにさせてくれる。
だけど、最後に会えて良かったし、感謝してます。彼女もきっとそう思ってくれてるはず。
恋の終わりの満足感に似た喪失感ってのは、きっと人生の醍醐味なんじゃないかなぁと思います。
そして
人生そのものも。
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