目次
- 1 出会いは豆を買いに。
- 2 やっぱりおいしいコーヒーは飲みたいよね。
- 3 新人っぽい黒髪ボブの女の子の必死さがなんだか嬉しくて、応援したくなりました。
- 4 1ヶ月後に毎日通うように
- 5 『今日で最後なんだ、、』
- 6 後悔、雨に立たず。
- 7 『いや、普通は連絡先交換するっしょ。海外に帰ってこれる場所があるっていい事やで!?』
- 8 もう、大雨。
- 9 最後に手紙を渡してきた。
- 10 まぁ、おかげで2年間でお金30万くらいコーヒーに使ったけど。。
- 11 結果は??
- 12 さて、この物語どうなったと思う??
- 13 そう。何も連絡は来なかった。
- 14 エピローグ
- 15 だけど同じ過ちを繰り返したら、本当の神様も見送ることになると思う。
タイの行きつけのカフェで女の子にラブレターを渡してきた話。
出会いは豆を買いに。
僕がタイからミャンマーに向かう前日、バンコクでコーヒー豆を探していました。
お前ドンダケ荷物少ないんだよと言われていた、東南アジアの旅。
その中で僕が持ち歩いていた唯一のちょっと無駄なもの。それがこれ。
良い景色には、良いコーヒー。
これが人生をほんのちょびっと楽しくする秘訣。 pic.twitter.com/mNkSsOvP7t
— バナ@じゃぱーん (@banaocreation) 2017年6月26日
やっぱりおいしいコーヒーは飲みたいよね。
豆を探して、バンコクのトンロー通りを歩く僕の前に一軒のコーヒー屋さんが。
吸い込まれるようにそのコーヒー屋さんの中に入り、『豆を売って欲しい』と頼む僕。
そしたら、対応してくれたスタッフは、今まで豆を買いに来た人の対応をした事なかったらしく、めっちゃめっちゃ焦りながら、値段や豆の売り方などを先輩に聞きに回ってくれました。
電話したり、上の階のスタッフに聞きに行ったり大忙し。笑
新人っぽい黒髪ボブの女の子の必死さがなんだか嬉しくて、応援したくなりました。
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1ヶ月後に毎日通うように
僕が豆を買ってから1ヵ月後、ミャンマーとインドネシアを廻ってタイに帰ってきました。
タイでの滞在場所がカフェのあるトンローだったので、僕は1ヵ月前に豆を買ったカフェに通うようになりました。
毎日。
タイ5日目やけど、半径300mしか移動してない。
そろそろ動こう。
— バナ@じゃぱーん (@banaocreation) 2017年6月16日
毎日。
バンコク来て1週間だけど、ガチで半径500M以内から出てない。
— バナ@じゃぱーん (@banaocreation) 2017年6月19日
『今日で最後なんだ、、』
時は過ぎ、2週間のバンコク滞在はあっという間に終盤へ。
僕「あと2日後に日本に帰るんだ」
彼女『えっ。あと2日って事は、、私明日明後日が休みだから今日が最後ね!!』
僕「そうなんだ!残念。。」
彼女『もう、今日はランチ食べた?』
僕「食べたよ!どうして?」
彼女『ううん、なんでもないよ。』
そして僕が帰る時に、、、
ほぼ、毎日同じカフェに通ってたら『今日で最後だから』ってプレゼントもらった。
ガチで嬉しい。
バンコクまた来よう。
てか、タイ人かわいい。 pic.twitter.com/ObDOAhNpVt— バナ@じゃぱーん (@banaocreation) 2017年6月21日
後悔、雨に立たず。
この事を泊まってた、美容室のオーナーに話したら
『いや、普通は連絡先交換するっしょ。海外に帰ってこれる場所があるっていい事やで!?』
これには激しく納得して、ごはん食べ行くついでにカフェ寄って話して来ようと、外に出た瞬間から雨。
もう、大雨。
目の前の串カツ屋に行くのが精一杯で、カフェまで辿りつかなかった。
だって、ずぶ濡れになってカフェに戻ってきて『最後に連絡先教えて欲しいっ!』って、それイケメンがするやつやん。
いや、イケメンしか出来へんやつやん。
最後に手紙を渡してきた。
特に意識もする事なく、カフェに通い続けてた俺やけど、なんでもっと話さんかったんやろうって、思った。
オーストラリアに住んでる時、俺はコンビニのコーヒーを卒業した。
理由は、機械じゃなくて人の手で入れて欲しいから。
毎日同じ店に通って、顔もお決まりのメニューも覚えてもらって、何も言わずに『いつものコーヒー』が出て来る事に幸せを感じてたから。
まぁ、おかげで2年間でお金30万くらいコーヒーに使ったけど。。
でも、その代わりと言ってはなんやけど、シドニーにもパースにもメルボルンにも
“Hi what’s up!?”
って言うだけで、いつものコーヒーが飲めたし、街でスタッフとすれ違っても挨拶してた。
その街で働いて、その街にお金落としてく。
それって基本的なお金の循環やと思ってたから、惜しみなく使ってた。
今思ったら使いすぎた。
話をタイに戻すと、俺は最後の日に手紙を書いた。
バンコクに来て、毎日通った近所のカフェ。
3日前に、日本に帰る日を伝えたら『私、明日から3連休だから今日が最後ね。』ってシャンプーと化粧水のセットをくれた。
彼女は居ないけど、今日が最後だから手紙を書いたよ。名前も知らないあなたに手紙を書いたよ。 pic.twitter.com/Ca85YbZhxy
— バナ@じゃぱーん (@banaocreation) 2017年6月24日
結果は??
この写真撮った時には書いてないけど、最後に自分のLINEのIDは書いたねん。
って言ってスタッフに渡してきた。
さて、この物語どうなったと思う??
そういえば、毎日通ったタイのカフェ店員さんに、帰国前日に手紙書いた件。
まだLINE来ない。。。
— バナ@じゃぱーん (@banaocreation) 2017年6月26日
そう。何も連絡は来なかった。
エピローグ
『チャンスの神様は前髪しかない。』という言葉がある。
一番最初のチャンスで掴まないと、神様に後ろ髪はなくて掴めないって事の比喩である。
今回、体験したのはまさにそれ。
もしかしたら、結婚相手になるかもしれないし、将来的なビジネスパートナーになるかもしれない。
まぁ、そうならない格率の方が圧倒的に高いけれど、そうじゃないと言い切れるはずもない。
この人だって、思った時には動かないと次のタイミングでは絶対に掴めないよね。
恋愛も仕事も遊びも全部そうだな。チャンスの神様は前髪しかない。
— バナ@じゃぱーん (@banaocreation) 2017年6月26日
今回連絡先が聞けなかったのは、自分の人生にとってすごく大きな後悔ではもちろん無い。
だけど同じ過ちを繰り返したら、本当の神様も見送ることになると思う。
動いていきましょう。