1年以上いるということはセカンドビザを取るために88日以上の季節労働をしたということですね。全9話のストーリーになってるのですが、小説風に楽しみたい方はこちらからどうぞ!
第1話 大都会シドニーを離れ田舎に移住しました。まだシドニーで消耗しているの?
第2話 まだシドニーで消耗してるの? 田舎でもっと消耗した話。
第5話 ニワトリファームとの出会い〜お宅はタワマンですか?〜
第6話 ニワトリファームのお仕事大公開!〜生きるということ〜
第7話 オーストラリアの田舎でぎっくり腰のまま家を追い出される。
第8話 家は出禁!!満点の星空の下の車中泊 inオーストラリア
さて、今回はウーフ(WWOOF)についてです。
そもそもウーフとは何か?
〔お金のやりとりなしに、食事・宿泊場所と力や経験を交換する仕組み〕です。W氏によると、世界60ヵ国にウーフの組織があります。もちろん日本も。
あ、W氏はWikipediaね。
ウーフではセカンドビザが下りない??!!
マーガレットリバーの卵ファームは長年ウーフの労働力を使って経営していて、ウーファーはセカンドビザを条件を満たせるというWin-Win な関係でした。
2015年6月末までは。
政府の発表により、6月以降にウーフを開始するひとはペイスリップ(給与明細書)が出ない無給のシステムではセカンドビザの申請ができなくなってしまいました。
これではウーフが雇えない→人件費で卵ファームの経営は悪化してしまいます。
では、卵ファームのオーナーはどうしたか??
法廷賃金である21.5ドルの賃金を一旦労働者に払う→住み込み場所の家賃を350ドルに設定して回収。(卵とパンは食べ放題・シェアカー1台あり・個人の車がある場合はガソリン代支給)
というシステムに変更したのでした。。。
これなら、人件費も削減できるしペイスリップも出せるから一石二鳥!もはやウーフなんてのは形も無くなって、移民労働者の最下級です。
僕がセカンドビザを求めてマーガレットリバーに移動したのはすでにシステムの変わった2015年11月頭。
数週間ブトウファームで働いた後の約3ヶ月をこの脱法卵ファームで過ごしました。
結果からいくと実労62日で滞在日数90日分のカウントを貰い無事にセカンドビザは下りました。
働いてる間は時給21ドル×7時間労働(祝日は時給42ドル)にも関わらず、350ドルの家賃と税金を引かれた差引支給額の週250ドル前後で過ごし、出張カットの収入も得ながらの節約生活の日々。
なぜ、そんな稼げない生活を続けたかというと大きく3つの理由がありました。
完全な英語環境
ファームで働くのは社員のオージーが5人程とウーフハウスに住んでるウーファーだけです。
ハウスのメンバー4人〜6人が入れ替わり住んでて、フランス・スペイン・イタリア・韓国・カナダと国籍豊か。
シフトによってはカナダ・オージーのネイティヴスピーカーに囲まれながらの仕事でした。
第二ヶ言語とネイティヴの違いを痛感できたのもいい刺激になりました。
[Bana] Shinji Matsushitaさん(@baaaaaaana)が投稿した写真 –
ブトウの仕事が稼げない
住んでた場所はマーガレットリバーというパースから300キロくらい南に行った田舎町。
名物はオーストラリア随一とも言われる波でするサーフィンと、ワイナリーが有名。
どこいってもワイナリーばっかりでセカンドビザを求めてくる人はみんなブトウ畑で働くです。
でも、それが落とし穴。
1つの作物しかないということは、一気にシーズンが来て一気に去っていきます。
僕が来たタイミングは悪く仕事は年末に向けて減少。クリスマスあたりから2月の頭のピッキングまでは仕事が一切なくなるのです。
セカンドビザを取りにいく時は時期がなりより大事になります。数種類の作物を育ててる地域。または、タリーのバナナなど年中収穫できる作物がある地域がやはりオススメかと。
さらに、ピッキングは収穫時の温度が鮮度を左右するために朝の短期間(4時間とか)しか仕事ができません。
何人かピッキングしてる友達いたけど、収入は300ドル〜500ドル程度。って事は家賃150ドル払うとすると卵ファームと大して変わりません。むしろ安定してる。。
卵ファームは14時半に毎日仕事が終わるので、サーフィンし放題で鮮度の高いワインも飲みまくれます。
サーフィン→負傷して2回しかしなかった。
ワイン→お酒ダメ。
の僕には縁がありませんでしたがね。
魚捕りばかりしてました。。
あと、3つ目かつ卵ファームにいた根本な理由があるのですがそれはまた今度にしまーす!
☆追記☆ファームの生活の動画を公開しました!こんな生活でした!参考にどうぞ!